ブラックコーヒー(Japanese)

ブラックコーヒー(2008,Japanese)

blackは
僕を現実に戻してくれる。
理由は良くわからない。

hometownを出て、
昨日と同じ電車に乗ろう。

通りに自販機がある。
ちょっと
あったかい飲み物でも飲んで、
落ち着こうか。

黒い目。
黒い髪。
黒い服。
黒い空。

加えて今、
ブラックのホットのボタンを押す。
どうやら僕は、
ブラックが好きらしい。

座席に座ろうと思ったけど、
どこも
中途半端に空いていて、
座れそうに無いから、

やめにして、
ドアの近くでもたれかかってる。
嫌いなわけではないけど、
やっぱり
女性の隣は座りにくい。

窓の外を見ている。
・・訂正。
窓に映った、自分を見ている。
やっぱり痩せた。
それは否めない。
しかし、
窓の外 風景を見ると、
時間的なことを考えてしまう。

「明日を切り開こう」
「明日はきっと晴れるさ」
今、
そんな音楽を耳に入れてる。
ほんとう、どうなるのかな。

でも、とりあえず、
電車から降りないと、
始まらないだろう。

倒れるドミノのように、
一日が過ぎていくとしたら、
どうなんだろう。
いや、
実はそうなのかもしれない。

だからこそ、
考えながら、
実感しながら、
生きることが、
大切なのかも知れない。

そんなことを言っていたら、
降りる駅に着いた。
気がついたら、僕は
黒いラベルの空き缶を持ってた。

(Takashi Hayashitani Pop poetrist)




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