The Park(Japanese)

The Park(2008,Japanese)

久々に、ゆっくりと公園に行こう。もちろん、犬を連れて。

今日は人が多いようだ。
マジックの練習。キャッチボール。ランニング。バドミントン。
まだなったばかりの両親が、子供を歩かせようとしている。
それに僕のように、犬を連れてる人もいる。
それぞれ、意識してないところで、自分を満喫している。


さらに今日は、子供のサッカークラブの、ゲームをしているよう。
周りの大人たちの、歓声が聞こえる。
フィールドの隅で、補欠だか、試合に当たってない子供が、
ところどころで、ボールを転がしている。


ちょっと試合を見てみる。子供が一つのボールに、密集してる。
今の脚力じゃ、絶対に届かないのに、
子供はただ前に、ボールを蹴る。
想像の通り、ボールは相手に渡る。
そのボールもまた、相手に渡る。
僕が入って、決定的なパスを出したくなる。
でも、子供達のこの経過を、見守るのもいい。

ドラマのように、僕の足元に、サッカーボールが転がってきた。

あの子供の取りやすいように、パスをしてあげよう。

親子で話している。夫婦で話している。

まだ、こんな風景が残っているんだ。ちょっと、ほっとしたよ。

年が経つにつれて、

暖かくなってきましたね。

の、本当に意味が見えてくる。

数年前は、くだらないと思っていたけど、
最近は、それがないと、何だか寂しい。
今日も、よく飛び交っている。


さあ、帰ろう。

そんなことを思っていたら、またサッカーボールが転がってきた。
いつか僕の本気のパスを、簡単に受けてくれることを想像して、

今は、君の足に合わせて、パスをしよう。


(Takashi Hayashitani Pop poetrist)




(Designed by.Takashi Hayashitani)

コメント